おちゃ

hideaki102004-11-10

私はお茶が大好きである。朝の一杯のお茶、最高に旨いと思う。ビタミンも豊富で殺菌作用もあり、体にも良いそうだ。お茶の世界にもあこがれるし、茶室などはもう芸術品である。がさつもの私としては、すこし敷居が高いので、ごく普通のお茶を楽しんでいる。

この前の益子行きで茶香炉なるものを買った。上のサラにお茶を乗っけて、下からロウで暖めて香を炊き、においを出す。これがまた良い香りがして落ち着き、酒もすすむ。でもこの前、火をつけたまま寝ようとして子供にしかられた。ふう、あぶないあぶない。

お茶もいろいろ飲んだけど、やっぱりおふくろの炒ったお茶が一番旨いと思う。が、しかし、手間隙がかかりすぎるし、量もそんなににはないので、仕方なく、もらい物で済ませることが多いが、俄然静岡産が多い。確かに静岡はお茶の有名な産地だし、生産量も多い。気候があってるのかと考えたが九州だってお茶は一杯あるし、それだけではなさそうと思い、なんでかな、とつい気になって調べたみたら、なんのことは無い、面白いことがわかった。

江戸時代の交通の要所となった大井川には、旅をする人を対岸まで運ぶ仕事をしていた川越え人足、雑役夫が合わせて800人ほどいたそうであるが、この川越え制度も明治4年には人足による川越えが廃止され、渡し船に変わっていったとのこと。当然、渡し舟にそんな大人数は必要なく、800人にもおよぶ川越え人足たちは、失業してしまった。そこでまあ、誰かしらの顔役が、この状態を憂い、仕掛けて、お茶を作らせたということの様である。ほんとかうそかわからないけど、事実に遠くはないとだろうと思う。大山町の梅だってそうだし、どこだったけか、四国のある地方で、サシミのツマとか、日本料理に使うもみじ等、一手に市場に出しているところにも、そういう仕掛け人がいて、冷害で困っていた農民に指導をして、なおかつ市場を開拓した、農協だか役場かのえらい人がいたらしい。こういうリーダってほんとうに必要です。