居場所

hideaki102004-09-03

あちこちの出張から帰ってきて、やっとアップデート。

わたしはこの角火鉢の前に座るときが幸せである。まだ暑いし、とても炭を焚ける時期ではないが早々と出してしまった。ここはマンションで、管理人さんから【最重要注意項目の確認です。いまどき炭とか焚く人はいませんけど、部屋の中で七輪とかで焚かないでくださいね、いえいえ、火事もちろん心配してますけど、部屋の密封性が高いから一酸化炭素で人間が危ないですよ】はい、そうです。おっしゃるとおりです。わたしは窓を開けて焚きます。

この火鉢は臼杵の某骨董屋で偶然見つけて、どうにもがまんができずに、値切って2万8千円で買ったもので、持ち帰るときに店主のおばちゃんが車までついてきて、売ってよかったかようわからんと言われた品物である。あれから店に行くたびに、おばちゃんから、あれはわたしは失敗したと何回も言われた。お香もこの店で買った中国製の物で名前はよう読みきらんけど、石鹸のにおいにちかい香りがする。

炭は引越しのとき田舎の某燃料屋さんから樫のものを一俵買ってきた。そこで買う時は炭焼きさんの名前を指定して買う。まさか小五郎さんはいないから某○○さん作。燃料屋さんの名前は"そう"燃料屋さんという。清二(せいじ)さんというお婿さんがはいって、なんだかうそみたいな食べ物の名前となったあの店。炭を買いに通い始めたころは買った炭の袋の底の方にはクヌギの炭が入っていて、何回か苦情をいった記憶がある。それから炭焼きさんの名前を指定するようになった。

お父さんの居場所はここしかない。娘から蹴飛ばされても、奥様から灰が飛んで掃除が大変といわれても、猪鹿BAR のあるじは火鉢を前に、酒を飲む。