れもんしゅ

hideaki102007-05-03

きょうはレモン酒を浸けた。毎年この時期は、レモンをホワイトリカーに漬け込む。最もこの酒はムーさんのお気に入りで、あたしは、梅酒が大好き。飲み頃は三週間だが、一週間もすればいい香りの美味い酒が呑める状態になる。氷を浮かべて呑めばもう最高!もともと日本酒大好きだったんだけど、呑みすぎて太るので、最近はもっぱら果実酒に凝っている。

でも果実酒ならまあいいけど、これがマムシ酒ともなると、、生臭くて、、どうにも呑みにくい。無理矢理のどに流し込むと体中が『かああっーつ』と熱くなり、、、、%$##”()、もうどうにも止まらんおいさんは暴走状態へおちいってしまい、どもならんごとなる。。

うそみたいな話だけど、これ昔俺の田舎であった本当の話。とある学校の先生がマムシをもらった。大体このマムシくん、生命力が桁外れに強く、悲惨な状況下でも数日は平気で生き抜く。マムシは酒に漬け込む前に、まさにその数日、水に浸けて泥なりアクを吐かせる。その水浸け最後の状態でその先生、田舎のとある人から一升瓶につけたマムシくんをもらいうけ、車に積んで持って帰った。いや、正確に言うとマムシは車において、一人さびしく帰った。

一升瓶のマムシに見とれたか、にらまれたかどうかしらないけど、交差点で赤色になったことに気が付くのが遅れ急ブレーキを踏んだ。愛車のカローラはなんとか止まり事なきを得た、が、しかし一升瓶が助手席からころころというより、ポ〜ンとすっ飛びもう一本、本当の日本酒の入ったビンにあたりパッカーンっと割れたしまった。あらま、あれよ、とう間に、正気に戻ったマムシくんはするすると助手席の下へ。。。

あわてて飛び出す運転手の先生。おろおろするもどうにもならず、結局愛車のカローラに、、この際車の名前なんてどうでもいいのだけれども、座っては降りる、腰掛けては飛び出すの繰り返しで、結局車に乗ることが出来ずに、一人寂しく帰途についた。次の日タバコ(ヘビはヤニが嫌いと昔話で読んだ)と線香を一抱え持ってカローラの元へすっとんで行きあぶり出し大作戦を敢行した先生だが、どうにもどこにいるのか確認が出来ず、あわれ、カローラはその場所でそのまんま駐車せざるを得なくなった。

誰に頼んでも誰も寄り付かず。。。

その後そのカローラが駐車禁止の切符を切られたか、どうなったかあたしは知らないが、なんともうそみたいなほんとの話。。

酒から話が横道にそれたが、まあ、マムシの話を肴に、一杯飲むとしよう。。