いなさく

hideaki102007-04-25

今日の東京は雨、結構寒い。

大分の田舎ではこの時期の雨、穀雨をありがたがってたなあ。24節気でいう穀雨は今年は先週の金曜日 4/20 やった。やっぱようしたもんで雨は降るべきときに降る、というか雨が降る時期が陰暦からわかってるからこの時期に苗を植え付けたんだと思う。昔の人は偉いぜ、全く。

俺の田舎ではスイカの苗、なす、きゅうり等も畑に植えたらしい。これが夏になって、俺らみんなの胃袋を満たしてくれる。ヒグラシの声を背に、夕方バケツを持ってみんなと畑に取りに行く野菜はほんとに最高で、さっと水で洗って、塩ぶっかけて食うトマトなんて、、あんなうまいもんないと思う。青臭くて、甘くて、、がぶっと、、と考えただけでもよだれもん。

五月の連休は今でこそみんな、どこそこに遊びにいこうか、泊まりに行こうか、、などと遊びの計画ばかりやけど、俺ら子供の頃は五月の連休といえば、決まったお仕事が待っていた。これが結構きついのよ、、、家族総出の作業で、おまけに終わるまで二、三日はずっとこの仕事、こればっかで、で、気がつけば休みは終わり。。。。

でも今はこういうのやりたくて仕方ないんだからなんとも不思議なもんだ。

このお仕事とは、お茶摘みと一年間の家族のお茶つくりのこと。

1) まず、朝、おふくろにたたき起こされる
2) 飯もそこそこに長さ 3 ~ 4 mほどの竹を、五、六本用意してと指示が出る
3) この竹とロープをうまく使って、お茶の木の上付近に日よけ、雨よけの幕をはる
4) イスをお茶畑に持って行き、みんな総出でお茶を摘む。子供とて容赦なし
5) ある程度摘めたら、ここから又別の作業が待っていて、家族は二組に分かれる
6) 庭の片隅の屋根つきの空きスペースに簡易的に釜がすえられ、火が焚かれる
7) この釜でお茶がいられる。これはおふくろの仕事となる。うちわでもってひっくり返しながらいる、炒る、イル、ひたすら煎る。相当に暑いんよ、これが
8) ある程度煎られたお茶は、むしろの上にひろげられ、熱い葉っぱをひたすらもむこれも子供には熱くてきつかった。
9) これをもう一回繰り返す。
10) かるく干して出来上がり
11) 新茶をノム、のむ、飲む。。。。

美味いのひとことやね。

そういえば、田んぼにもそろそろ水がはいるやろし、カエルの声もそろそろかな、、なつかしいなあ。

百姓と漁師は陰暦で生きている。都会で浮き上がっている俺も間違いなく、陰暦で動いている人間。大潮の満月ん時は、血が騒ぐ!?

ああ、、田植えをしてえぞ!ということで、今年もやります、べランダで山田錦

まずは、床を作らないとね。ああ、そうそう、稲の芽だしもやらんとな。

今年の GW は田植えだな。。