さむらい

最近読んで面白かった本。

かなり前に読んだことがあるが、詳細部分の記憶がもうなかったので、
再読したけどやはり面白かった。なかなか、斎藤杢ノ介のようには行きません。

龍馬といえば、司馬遼太郎だけど、この津本作品は、どっちかと言うと
史実に近いような気がする。今まで知らなかった龍馬をみれて、これもおもしろかった。

と書いてて、ふっと最近サムライを見た気がしたと思った。感じたのは俺だけかも知れないけど、もともと大好きなプレイヤーだったがそいつには思ってたより、、とんでも無く感動した。いつもにこにこ、余裕を持ってプレーしてたあの、ブラジルの10番、ロナウジィーニョ。あの日本戦での、きりっと引き締まった顔での真剣プレーは素晴らしかった。技術云々もすばらしいが、あの創造性あるゲームメイク、パスワーク、速攻もさることながら、遅攻の時のボールの溜め方なんぞ、圧巻だった。

相手 DF が四、五人いようが、切り込んでいくと決めたら、中に切って割って飛びこんで行く。しかも倒されそうになっても、決してあきらめず、最後のシュートまで持って行く根性。見てて震えた。日本人のそういうマインドを今外国の有名な人たちが持っているような気がしてならない。

彼ほどの超一流のプレーヤーになると、年収など数十億円単位だろうから、コンフェデに出ようが出まいが、収入には関係が無いが、彼には結局はお金ではない、何ものか高貴なもの、が、ものすごく質の高いプレーをさせているのだと感じざるを得ない。

あとでサッカー関連のニュースで知るところによれば、ブラジルは引き分けでも、決勝リーグに行けるし、主力選手は温存する予定だったらしいが、これは、当然と言えば当然。極東の実力の明らかに劣るチームに新人他、1.5 戦級で戦うのは当たり前の世界であるが、彼、ロナウジィーニョは、あのジーコが率いる日本代表と戦うのに、引っ込むわけには行かない、誠心誠意、ジーコジャパンと戦いたいので、絶対に試合に出してくれと、ブラジル監督に直訴したらしい。

ありがたい!こんなうれしいことは無い。昨年の欧州ナンバーワンプレイヤー、ブラジル代表ロナウジィーニョは、うわさにたがわず、すごいやつだった。彼の姿勢に涙が出た。ますます彼が好きになった。たかがサッカーのことだけど、おいさんはいたく、感動してしまった。斎藤杢ノ介ほか、龍馬と重なって、うれしくなってくる。人生は奥が深い。おいさんもがんばんべえ。