奥信濃

hideaki102004-09-19

今回お邪魔したとがりの民宿と F 師匠の実家付近の風景である。なんとも落ち着く風景、実った稲穂もものすごくきれいで私には懐かしいこと限りない。民宿の名前はスノー○○といい、今回ご好意により泊めていただいた。居心地のよさ最高だった。ほんとに良い方ばかりで、この民宿のおばあちゃん、若夫婦の方々、カークン、F 師匠の実家のおばあちゃん、お兄さんに大変お世話になった。

長野は確かに風向明媚ないいところだし、温泉もいい。それだけでも充分満足だけれど、そこに根を下ろしている人たちのやさしさとおおらかさで暖かく迎えて頂き、私ら一行 200% 感謝感激だった。手伝いとは名ばかりで、ほとんど酒飲みに行った私らを心からもてなしてくれて、言葉もない。猪鹿BARのあるじ、心からそう思う。こんなやさしさに出会うともう涙もん。

カークンとはこの民宿の家の息子さん、東京で学生やっているかっこいい男子。今回彼もレストランの改装に東京から里帰りしてきた。二十歳そこそこの遊び盛りの男の子が実家の縁者の手伝いに帰ってくるなんて一昔前なら当たり前だったかも知れないけど、今でもそういうやさしさと筋道と男気を感じさせてくれてあるじはもう、なんだかうれしくなってきてしまった。ほんとにいい光景だと思う。

さて、F 師匠の無謀な運転(失礼-1)で野沢温泉に行く途中の上り坂で哀れ軽四駆のエンジンが悲鳴を上げてストップ。焦げ臭くなってきた。カークンを呼ぶべえと、すでに東京に帰るべく支度をしていたカークンを無理やり携帯で捕まえて、修理に来てもらった。

『二番のシリンダーがしんでますよ、プラグ代えたんでこれでいいと思います』

なんともはや、かっこいのである。ひんしの重症をおった軽四はあっという間に息を吹き返し、快調なエンジン音を響かせ始めた。そしてまた、 F 師匠の傍若無人な運転(失礼-2、、冗談です)で戸狩温泉までの帰途に着いた。

体ばかりか、心も温まった奥信濃だった。いい人たちに囲まれて、あるじもむーさんも Aちゃんも友人も家族みんなみんな幸せである。