ぷちそろつあー

hideaki102011-10-18

やっと疲れの取れた休みの早朝、ヤツをそろりと引っ張り出した。なんせ久しぶりに走るので、ちょっと怖い感じ。今日は軽く流すことにしてるけど、コケんようにせんとなと自分に言い聞かせる。ちょっと革のつなぎはきつい(少し太ったかも、汗)ので、パッチ履いてその上に Gパンで行くことにする。当たり前やけど、パッチのままで走る程の勇気はない。やけど天下の副将軍水戸光圀はパッチのままでしかも杖までついて【はっはっはっ】と笑顔を振りまきながら全国を漫遊したじゃないか、俺だってやれば、やっぱできん、その勇気には乾杯である。泣くのが嫌だから歩いたのかもしれないけど。。履きながら、なんともパッチの似合う年になったわいと思わず笑いがこみあげてくる。だいたい自分が子供の時はうちのおやじが夏はステテコ、冬はラクダの股引と、肌身離さず履いていたが【そんなじじくせえの俺は大きくなっても履かんで】と言ってた自分がである。パッチのままでうろちょろしているどもならんおいさんに自分で可笑しみも哀愁も感じてしまう。しかしである、今のユニシロのパッチは非常に優れものなのである。色も綺麗だし、温かいし、ラクダ色じゃないし、このままトキ○デパートの化粧品売り場のいい香りのするお姉さんの前を歩いても誰もパッチとはわからないんじゃないか、いやそれはないな、男でスパッツ履いてるのは江頭2時○×分だけだしとかつまらんことをいっぱい考えてしまう。つまることは考えきらんで、つまらん事を考えるのがおいさんっち吉田カンちゃんが言いよったけど、それはホントやな。

って、話が横にそれる、ってだいたい俺は話も人生も横道にそれっぱなし、道草食いっぱなしの男やし、まあそれもそのまんま俺だしとか考えているうちに時間が過ぎて行く。いかん、朝の一番おいしい時間帯を逃したらなんも意味がないので、あせって、Gパン履いて、ブーツはいて、準備して誰も起こさんようにじわりと押し出す。坂をそのまま転がしながらやっとエンジン始動。水温計は25度を指しているので、50度越えるくらいまではチョーキングのままで1,500 rpm くらいで、エンジンの暖気をする。いつも通るお墓の横のスペースで約5分、近所迷惑にならない様にそっと温める。50度越えたのを確認してやっと信号機まで走りそのまま山のほうへ向かう。

うん、快調快調、前の数台の車を二車線でパスしてフル加速ですいすいと峠も越えて、狭霧台。思わず停車して写真を撮ったのがこれ。ものすごい朝霧で思わず見とれてしまう。んでそのまま盆地に降りたのはいいけど、シールドが霧で曇る曇る。仕方ないのでシールドあげて眉毛をぬらしながら自衛隊の横を抜けて走った。上にあがりリックのそばを通ってたら、もうこんな時間から馬に乗ってる人がいる、好きやなああ、と俺もその類じゃっと思いながらすっと抜けていく。ほんで明礬抜けて家に帰りついたらちょうど出てから55分だった。狭霧台に寄った5分だけ多い感じ。まあ、50kmを50分だから平均速度 60km/hour かなあ。。まあこんなもんやなっとヤツをガレージに突っ込む。汗びっしょりで、膝もがくがくで俺も焼きが回ったなとツクヅク思う、って無事に帰ってきました。それが一番。でも今日は例のロータスは出んかったな、ちょっとさびしかったけど、またねっと、パッチ一枚になってうろちょろしてたら娘から【ばかじゃないん、パッチ一枚で!】っち怒られた。そういう娘も大きくなったらきっとパッチを履く。。いや履かん。