はかま

埼玉の某会社に新幹線で日帰り出張したときの事、駅の近くの、とある大学院の構内の食堂で昼飯を食べた。なんと、給仕のおねえさんがはかまじゃないか！いやあ、、しゃれてるねえ。和風ハンバーグランチも 750 円で、それなりの味だし、こんなもんだと思うが、
こういう落ち着いた環境で勉強できる今の学生は幸せやなあ。

俺らの頃は、壊れかけたような学食で、やたらキャベツがいっぱいのコロッケ定食をほおばり、酒を飲むと言っても、友達の下宿で、ストーブで干物をあぶり、湯飲みで二階堂のお湯割りをすすったもんだ。フロは共同は当たり前、シンクで平気であたま洗ってたし、引越しなんぞは、リヤカーにつめるくらいの荷物しかなく、３、４人くらいで、何キロも平気で押して廻ったし、笑われても平気のへいざだったな。なかには、車から身を乗り出して、がんばれよ、、って言ってくれてた人もいたし、とてもなつかしく思う。

当時はそれが当たり前だったし、物は無くとも気概だけはあったな。最近は物質的に不自由しない分、食えないほど困ることもないだろうし、貧乏学生なんざ、とんと見かけない。

まあ、でも、良し悪しだな。。俺らの年代は、間違いなく、根性あるやつは多かったように思う。昔を思い出すなんざ、年取った証拠。

げたをならして奴がく〜る、腰に手ぬぐいぶら下げて〜
がくせいふくにしみこんだあ〜、男のにおいがやってく〜る。

もう、伝説だな、この歌の奴は。

そのうち、俺もはかまでもはいて歩くか。。