○んきや

○んきや続編

この前行ったら、おかみがおらんかった。行くと必ず奥から、いらっしゃませ、ちゅうて出てくるんやけど、誰も出て来んので、台所の方を覗き込むと、若おかみがいた。こんちわ、と挨拶をして部屋を教えてもらった。古おかみ(失礼!)は、なんでも旅行にいっちょるらしい。

最近感じるんだけど、なんだか客が少ない気がしてたが、この若おかみが前面に出て来ることが多くなってから、そんな風に思える。やはり、どうも細かいところに気が廻らないように思う。若おかみを紹介されたあとで、いい後取りさんができて、良かったじゃないですか、これで、俺に、気兼ねせんで、やすめるで、っち言ったら、ううん、、、まだまだなんよ、、もう少し。。。と歯切れが悪かったのが気にはなっていたが、どうも、古おかみも心配の様子。

廊下、部屋の花がしぼんでいる。
朝晩の挨拶に若おかみは元気が無い。
若だんなが、ちと、客に接する態度に少し違和感がある。

まだ若いから、仕方ないか、とも思うが、好きな宿だけに気になる。

がんばれ、若おかみ。おいさんは応援しちょるよ。

でもちと、古おかみが出て来んのは、さみしいなあ。
あの明るい、笑顔で、、まあ、いらっしゃい、いつもありがとうございます、、
今日はお金持ってきたんな?、、っち、、、ああいうのが、うれしいんやけどなあ。。